AISASの応用で認知拡大!効果的な広告運用の仕方

更新日:2024.10.18 公開日:2021.11.30

インターネット広告

「ウェブ広告を始めようと思っているが効果的な運用方法が分からない」「運用中のウェブ広告は費用対効果が低いから新しい方法を試してみたい」といった悩みはありませんか?

目次

「ウェブ広告を始めようと思っているが効果的な運用方法が分からない」「運用中のウェブ広告は費用対効果が低いから新しい方法を試してみたい」といった悩みはありませんか?

 

 ウェブ広告は運用方法次第で大きく売り上げが左右されます。顧客の心理状態に合わせて的確な広告を出していくことが、商品購入へ導く適切なアプローチ方法です。

 

 今回ご紹介するAISAS(アイサス)は顧客が商品を知って購入し、他者にシェアするまでの流れをモデル化したものです。AISASのそれぞれのフェーズにおいて、リスティング広告、リターゲティング広告、SNS広告など、どのタイプの広告が適切なのか含めてご紹介するので、今後ウェブ広告を始める際の参考にしてください。

<AISAS(アイサス)とは?>

AISASとは、2005年に株式会社電通が提唱した顧客購買モデルです。AISASのプロセスは下記の通りです。

 

①Attention:認知・注意

②Interest:興味・関心

③Search:検索

④Action:購入

⑤Share:共有

 

言葉だけでは分かりにくいと思うので、具体的に消費者が新商品の保湿クリームCを認知して共有するまでのプロセスにおけるAISASを見てみます。

 

 まず、消費者はYahoo!広告やGoogleなどのリスティング広告(検索エンジンの検索結果に、検索語句と連動して掲載される広告)やSNS広告で商品Cの存在を知ります(Attention)。

 

 そして認知した情報に興味関心を持つようになります(Interest)。特にこれからの季節だと肌の乾燥に悩む人が増えるので、保湿クリームは自分に関係のあるものとして興味の対象となるのです。

 

 次に、消費者は検索エンジンを利用して情報収集を行い類似商品と比較検討します(Search)。

 

 その結果購入を決め(Action)、感想をSNS等で共有します(Share)。そしてその共有された情報が他の消費者に届くことで認知が進み、購買行動が広がっていくのです。

 

 次に、具体的にどのような広告がAISASのそれぞれのフェーズに適しているのかご紹介します。

 

<AISASを意識した広告運用を行うために>

Attention(注意)←Yahoo!広告やGoogleのリスティング広告

Interest(興味)←リターゲティング広告。ランディングページ(LP)、SNS広告

Search(検索)←指名キーワード広告

Action(購入)←リターゲティング広告

Share(共有)←SNSで共有してもらうための施策。

 

<Attention(注意)>

 まずは、ユーザーの注意をひきつけ認知を上げます。そこで使えるのはリスティング広告とSNS広告です。

 

 「広告は、ユーザーが知りたい情報と関連性がある場合のみに役立つ」という言葉があるように、Yahoo!広告やGoogleなどのリスティング広告を出す際には、ターゲットとしたいニーズに響く「キーワード」の設定が重要となります。「キーワード」はユーザーの「~たい」というニーズに答える言葉を設定します。広告文は、ユーザーが検索する「キーワード」の裏側にある目的を考えて提示することが大切です。

 

 SNS広告は、短時間で受け手に刺さるメッセージにする必要があるので「見られる」デザインを意識します。広告クリエイティブを複数同時に入稿することも検討してください。

 

<Interest(興味)>

 興味関心を持ったユーザーは、他の製品と比較検討したり、どのような製品なのか詳しく知りたくなります。そのフェーズに対してはリターゲティング広告、SNS広告、ランディングページ(LP)からアプローチをかけます。

 

 リターゲティング広告とは一度サイトを訪問したことがあるユーザーを「潜在顧客」とみなし、広告配信する仕組みです。ランディングページ制作ではデザインとストーリー性がポイントです。一目でユーザーの興味関心に刺さるデザインと、「潜在顧客」の心理状況を考えた「結・起・承・転」の流れを意識します。

 

<Search(検索)>

 比較検討の結果、自社の製品が良いと思ったユーザーに対しては、指名キーワード広告が有効です。指名キーワード広告は企業名や商品ブランド名など自社特有のものを指定したキーワードにかける広告です。

 

<Action(購入>

 購入を検討する段階に入ったユーザーへはリターゲティング広告が有効です。リピーターは新規客よりもCV率(商品の購入率)が高まるので最後に購入を促すには有効とされます。

<Share(共有)>

 最後に、SNSで共有してもらうための施策を行います。これは今回の話とはずれるので割愛させていただきます。

 

<まとめ>

顧客の購買心理に合わせてウェブ広告を出す方法を紹介しました。

 

ウェブ広告は運用方法次第で大きく売り上げが左右されます。AISASを意識した広告出稿を通して費用の無駄なく効率よく顧客にアプローチするのも広告運用の有効な手だてです。

 

ご自身の会社で商品広告を出稿するときの参考にしてください。

             

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