観光業界で勝つWebマーケティングの方法とは?
更新日:2022.09.15 公開日:2022.02.24
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新型コロナウイルスが流行し、自粛を求められている状況が続く近年、観光業界で何とかして生き延びるために試行錯誤している企業も多いのではないでしょうか。
しかし、コロナ禍だからこそ、Webマーケティングによって新規の顧客を獲得するチャンスかもしれません。
そこで今回は、観光業界でおすすめのWebマーケティングの手法や、成功するための戦略について解説していきます。
- 観光業界におすすめのWebマーケティングが知りたい
- 観光業界で勝ち続けたい
ぜひ最後までご覧ください。
観光業界の現状
観光業の経営は非常に厳しい状況にある。第1章第1節の通り、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「新しい生活様式」への転換や国際的な往来の制限を実施していることにより、観光客数の減少など大きな影響を受けている。特に、コロナ禍以前においては毎年増加していた外国人旅行者は、ほぼ皆無となっている。
引用:「国土交通白書2021」https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/r02/hakusho/r03/html/n1212000.html
国土交通白書2021」によると、宿泊の予約状況や旅行(大手・国内旅行)の予約状況がコロナ以前と比べて7割以上減っている事業者の割合は、9割以上に及ぶ時期がありました。
GoToトラベル事業の効果などで回復した時期もありますが、オミクロン株の出現の影響などで「自粛」ムードは現在も続いており、観光業界は苦しい状況に立たされていることがわかります。
新型コロナウイルスの影響がいつまで続くかはわかりませんが、観光業界は今後も当面の間、厳しい状況が続くことを前提に展開を考える必要があります。
それでは、そんな厳しい状況を生き延びるために必要なWebマーケティングの手法について説明していきます。
今回紹介するWebマーケティングの手法は以下の4つです。
- ポータルサイト
- SNS
- リスティング広告
- メルマガ
それぞれの手法について詳しく解説していきます。
ポータルサイト
観光業界でいうポータルサイトとは、「じゃらんnet」「楽天トラベル」などの、様々な旅行情報を掲載しているサイトです。
旅行先やレジャーを探している多くのユーザーが大手のポータルサイトで物件を検索しているので、ポータルサイトへの掲載は欠かせません。
掲載数が多いため、集客力が非常に高いという特徴がありますが、情報が多いため、自社の情報が埋もれてしまってユーザーの目に留まりにくい可能性があります。
そのため、自社ならではの強みや、ユーザー目線に立った時にあると嬉しい情報などを必ず盛り込むようにしましょう。
SNS
現代では、SNSによるマーケティングも欠かせません。
Twitter、Instagram、Facebook、LINE、YouTubeといったSNSのアカウントを運用し、情報発信をすることで、認知の拡大、情報の拡散、ブランディング、ファンの獲得などが期待できます。
特に観光業界とSNSの相性はとても良いので、ぜひお試しください。
基本無料でアカウントを作ることができ、運用コストもそこまでかからないので、おすすめです。
また、SNSには広告もあります。
SNSにはユーザーのパーソナリティが強く反映されるので、それをもとにデータを分析し、細かくターゲティングすることができます。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索結果の上に表示される広告のことです。
指定したキーワードで検索された際に、広告が画面上部に表示され、1クリックされるごとにお金がかかります。
検索する=興味があるということなので、リスティング広告では効果的な訴求が可能です。
例えば「箱根 温泉」で検索している人は、すでに箱根で温泉を探している人です。
この人に対して訴求できるのが、リスティング広告の大きなメリットだといえます。
しかし、検索数が多いキーワードはクリック単価が高くなってしまうことや、広告に頼りすぎると広告費を止められなくなるということには注意が必要です。
メルマガ・LINE@
メルマガ・LINE@は、一度でも接点のあったユーザーにメールで訴求する手法です。
メルマガやLINE@に登録してくれたという時点でその企業に興味を持ってくれていると考えられるため、成約率は必然的に高くなります。
メルマガは長文配信ができるため、詳細で質の高い情報を配信できますが、リアルタイムでのコミュニケーションには向かないという特徴があります。
反対に、LINE@は個別でのコミュニケーションが取りやすい反面、送ることができる文字に限りがあるため、大量の情報伝達には向かないという特徴があります。
それぞれの特徴を生かし、自社にあった方法で配信していくことが大切です。
観光業界でWebマーケティングを成功させるための戦略
光業界でWebマーケティングを成功させるための戦略として一番に挙げたいのは、SNSの活用です。
旅行やレジャーを楽しみたいという思いを募らせている人が多い中、おうち時間の増加によって以前よりもSNSの利用が盛んになっている現在の状況を利用しない手はありません。この状況はむしろ、SNSによって新しい顧客を獲得するチャンスといえるでしょう。
ここでは、SNSの活用において重要なポイントを2つ紹介します。
ニーズを把握する
コロナ禍では「新しい生活様式」が求められます。
コロナ以前では海外旅行に行っていたが行けなくなったので国内旅行を楽しみたい人や、今の生活が落ち着くまではおうち時間やホカンス(ホテルでゆっくり休暇を過ごすバカンス)を楽しみたい人、少人数でこじんまりと出かけたい人など、観光に対する価値観は今まで以上に多様化しています。
そのため、従来のような画一的なサービスではなく、顧客のニーズに合わせたサービス展開が必要となります。
生活者が毎日のように発信しているSNS上の投稿情報を収集することは、人々の生の声やニーズを的確に把握することにつながります。
認知度を高める
NSの活用は、より多くの人々・広い範囲にコンテンツを拡散できるので、認知度を高めるのに非常に有効的です。
観光業界ならではのSNS活用方法は様々です。
例えば、
- 「ここに行きたい!」と直感的に思わせる写真や文章の投稿
- SNS限定の割引
- 投稿すると安くなる、リポストしてくれるなどのインセンティブ
などが挙げられます。
特に、ユーザーが思わずそこへ行きたくなるような、クオリティの高い綺麗な写真を使ってサービスへと誘導する『Instagram』の運用がおすすめです。詳しくは以下の記事でも
解説しているので、参考にしてみてください。
「企業のInstagram運用とは?成功企業事例を特集」https://media.webcircle.co.jp/sns/corporate_instagram/
「インスタグラムの運用代行とは?オススメ代行会社もご紹介!」https://media.webcircle.co.jp/sns/3292/
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、観光業界でWebマーケティングを行う際におすすめの手法と戦略についてご紹介しました。
今後も厳しい状況が続くとみられる観光業界で勝ち続けるためにも、今日理解したことをうまく取り入れて、今後に生かしましょう。
Webマーケティングに関して何かお悩みがございましたらお気軽にお問合せください。
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