Webマーケティングとは?自社で行う方法を徹底解説

更新日:2022.02.15 公開日:2022.02.15

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誰でも簡単にインターネットに繋がることができるようになった現代において、「Webマーケティング」の重要性は日々増しています。
ただ、Webマーケティングにはある程度専門的な知識が必要になるので、難しいと考えている方も多いのではないでしょうか。
もちろんその場合は、代理店やコンサルタント会社に施策を依頼するのも1つの手です。
しかし、社内でWebマーケティングを実施したいという企業も多いかと思います。
実際、社内にWebマーケティングの担当者を置く企業も増えてきました。
そこで今回は、Webマーケティングの基礎知識から、社内で行う方法、押さえておくべきポイントなどについて徹底解説していきます。

  • 「Webマーケティングを社内で行いたい」
  • 「Webマーケティングの担当者になったけどなにから始めればいいのかわからない」
  • 「自社で行っているWebマーケティングに手ごたえが感じられない」

といった方々におすすめの内容となっています。
ぜひ最後までご覧ください。

Webマーケティングとは

そもそも「マーケティング」とは、「商品やサービスが売れる仕組みづくり」のことです。
この売れる仕組みづくりをWeb上で行うのが、Webマーケティングです。
スマートフォンやパソコンが普及している現代において、私たちはインターネットで情報を得るのが当たり前になっています。

そんな中で、企業のマーケティング手法も大きく変わってきています。
例えば2019年には、インターネットの広告費がテレビの広告費を追い抜きました。
また、化粧品の有名ブランドである資生堂は、2023年までに広告媒体費の90%以上をデジタルに移行すると発表しています。

以上のことからわかる通り、企業のマーケティングの主戦場もWeb上に移り変わっているのです。
Webマーケティングの大きな特徴としては、効果がデータとして反映されるという点が挙げられます。
テレビや新聞の広告では、その広告がどれだけユーザーに影響を与えたかがわかりません。
しかしWebマーケティングにおいては、ユーザーの行動や広告の効果がデータとして可視化されるため、より改善がしやすくなります。
また、すぐに施策を実行できるというのもWebマーケティングの大きな特徴です。

例えば紙の広告であれば、印刷や配送などにどうしても時間がかかってしまいます。
しかしインターネット広告であれば、簡単なセットアップのみですぐに始めることができます。
もし効果が出ないとわかったらすぐに広告配信を止めたり、内容を修正したりもできます。

一方で、Webマーケティングにはデメリットもあります。
例えば、ある程度の専門スキルが必要となることや、常に情報をキャッチアップしなければならないといったことには気を付けてください。
Webマーケティングのトレンドの変化はとても早いので、常に学び続ける姿勢を持つことが重要です。

自社でWebマーケティングを行う方法

それでは、自社でWebマーケティングを行う方法について説明していきます。
Webマーケティングは、大きく分けて以下の4つのステップに分けられます。

  • ステップ1:戦略立案…目標の設定、ペルソナの設定、競合の洗い出しなどを行う。
  • ステップ2:集客施策…ユーザーに認知してもらい、自社サイトなどに集客する。
  • ステップ3:接客施策…サイトに訪問したユーザーに、商品の購入を促す。
  • ステップ4:リレーション施策…商品を購入してくれたユーザーとの関係を構築する。

それぞれのステップを詳しく説明していきます。

ステップ1:戦略立案

戦略立案のステップでは、目標の設定、ペルソナの設定、競合の洗い出し、自社の強みや課題の把握などを行います。

<目標の設定>
「KGI(重要目標達成指標)」と「KPI(重要業績評価指標)」に分けて、具体的な数値目標を細かく設定しましょう。
KGIとは、最終的な目標のことです。
例えば売上が伸び悩んでいるという経営課題があった場合、KGIは「前年比売上130%」といった数値目標を設定をします。
一方でKPIとは、KGIを達成するための小さな目標のことです。
例えば「前年比売上130%」というKGIを達成するために、「自社サイトからのお問い合わせを毎週100件増やす」といった数値目標を設定します。
このKPIを毎週達成しているかどうかで、KGI達成に近づいているか否かを確認できるということです。

<ペルソナの設定>
自社の商品やサービスを提供するターゲット層を定めましょう。
Webマーケティングでは、ユーザーのWeb上での行動履歴をもとに細かいターゲティングが可能なので、ペルソナはできる限り細かく設定しておきます。
年齢、職業、性別、地域、家族構成、情報に対する接し方、解決したい悩みなどがイメージできたら、行う施策の方向性も定まります。

<競合の洗い出し>
自社の商品やサービスを利用するユーザーにとって、比較対象となる競合を洗い出しましょう。
実際にユーザーが調べそうなキーワードを思い浮かべ、Google、Yahoo!、SNSなどで検索してみてください。
競合がどのような商品やサービスを提供し、どのようなコミュニケーションをとっているのかは、とても重要なポイントになります。

<自社の強みや課題の把握>
競合を洗い出したら、自社と比較してみましょう。
自社にしかない強みに気づけたり、逆に課題がでてきたりもします。
モノが溢れるこの社会で、他社にはない強みが見つかれば大きな武器となります。
自社の強みを見つけたら、前面に押し出して戦略を考えるようにしましょう。

ステップ2:集客施策

集客施策のステップでは、実際にWebマーケティングの施策を行い、ユーザーへの認知拡大や自社メディアへの流入などを図ります。
施策の代表的な例としては、ホームページ、リスティング広告、SNS、メルマガなどがあります。
大きな効果を狙うのであれば、どの施策でもある程度専門的な知識が必要にはなります。
しかし、広告やSNSに必要なアカウントは無料で作ることができますし、最近では簡単にホームページを制作・運用できるソフトもあるので、始めるのは簡単です。
Webマーケティングのそれぞれの施策については以下の記事で解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。

 

「Webマーケティングとは?基礎知識やメリット・デメリットをわかりやすく解説」
https://media.webcircle.co.jp/seo-contents/webmarketing-merit-demerit/

ステップ3:接客施策

接客施策の段階では、サイトに訪問したユーザーに商品の購入を促します。
特に重要なのは、LPO(ランディングページ最適化)とEFO(入力フォーム最適化)です。

<LPO(ランディングページ最適化)>
LOPとは、ランディングページを最適化させる施策のことです。
ユーザーがサイトなどに訪問した際、最初に目にするページをランディングページといいます。
最初に目にするランディングページの作りが悪いと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。
そのため、ランディングページは必ず最適化しておきましょう。

<EFO(入力フォーム最適化)>
EFOとは、入力フォームやカートを最適化させる施策のことです。
入力フォームやカートが複雑だったり、入力項目があまりにも多かったりすると、ユーザーは離脱しやすくなってしまいます。
ゴールに最も近い場所にある入力フォームやカートを最適化させることで、ここまで来てくれたユーザーを離脱させないように注意しましょう。

ステップ4:リレーション施策

リレーション施策の段階では、商品やサービスを利用してくれたユーザーとの関係を構築していきます。
一般的に、新規顧客の獲得コストは既存顧客の5倍かかると言われています。
そのため、既存顧客との関係は大切にしましょう。
また、最近ではSNSや口コミサイトでのレビューがユーザーの購買行動に大きな影響を与えるようになりました。
そういった意味でも、顧客とは良好な関係を築けるようにしましょう

自社でWebマーケティングを行う際に押さえておくべきポイント

ここでは、自社でWebマーケティングを行う際に押さえておくべきポイントを2つ紹介します。

まずはやってみる

Webマーケティングではある程度専門的な知識が必要になると言いましたが、インプットやリサーチにばかり時間をかけるのもよくありません。
なぜなら、実践的なスキルは実際にやってみなければ身に付かないためです。
失敗してもすぐに軌道修正できるのがWebマーケティングの良いところでもあります。
とにかくまずはやってみて、色々なデータを蓄積していくことで、より効果的なWebマーケティングができるようにしましょう。

社内のリソースを考える

Webマーケティングは、片手間にできるものではありません。
社内で行うのが最も安く済むと思い、無理に通常業務のリソースを削ってしまえば、どちらも中途半端になってしまい逆効果です。
代理店やコンサルタント会社に依頼した方が、費用対効果が高かったというケースは多いです。
そのため、まずは社内のリソースをしっかり見てから判断しましょう。

まとめ

Webマーケティングを自社で行う方法について理解できたでしょうか。
Webマーケティングには専門的な知識が必要となりますが、しっかりポイントを押さえれば自社で行うこともできます。
自社でのWebマーケティングを検討している方や、Webマーケティングの担当者になった方は、今回解説したことをしっかり理解するようにしてください。
ただし、先ほどもお話した通り外部に委託した方がいい可能性も十分にあります。
社内のリソースを踏まえ、しっかり検討してみてください。

Webマーケティングでなにかお悩みがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

             

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