ドメインとは?ホームページ作成に必要な独自ドメインの決め方を解説

更新日:2022.11.16 公開日:2022.11.14

SEO・コンテンツ

地域の顧客だけでなく、新規顧客を獲得するためにホームページの開設は大切ですよね。いざ、ホームページを作ろうと思ったとき、できるだけお金をかけたくないと思います。
しかし、いざ自分で作ろうと思って調べてみたとき「ドメイン」や「サーバー」という言葉につまづいているのではないでしょうか。

ドメインとはインターネット上の住所のようなものです。
でも、突然インターネット上の住所と言われてもよくわかりませんよね。

よくわからないけれど、ホームページを作るためにドメインを決めなければいけない方へ。
今回は、ホームページを作るとき最初に決めるべき「ドメイン」について解説します。

・ドメインの基本的な知識
・独自ドメインとサブドメインとサブディレクトリの違い
・ドメインの決め方

上記の3つを解説していますので、気になるところだけでも読んでみてください。
ドメインについて理解して、ホームページを開設するためのドメインを決めてみましょう。

ドメインとは?

冒頭でもお伝えしたとおり、ドメインとは、インターネット上の住所です。

インターネット上の住所と言われても、とてもイメージがつきにくいと思います。インターネット上の住所とはどういう意味なのか、図を踏まえて解説します。

ドメイン=インターネット上の住所

インターネット上の住所とは、インターネットでの拠点とされる場所という意味になります。

通常の住所は、経度と緯度で示された場所を目で見てわかるように文字列にしたものです。ドメインも住所と同じようにIPアドレスというもので示された場所を目で見てわかるように文字列にします。

 

IPアドレスという住所でいう緯度と経度の役割のある数字を、目で見てわかるように文字列にしたものがドメインです。

住所は緯度と経度を目で見て分かりやすくした文字列である。 ドメインはIPという住所でいう緯度と経度を目で見て分かりやすくした文字列である。

WebサイトのURLのhttps://以降の部分がドメインです。住所と同じで、全く同じものは存在しません。ホームページごとによって違うものを使っています。

URLのhttps://以降の部分がドメインになることを図にした画像

メールアドレスの場合、「@」より後ろの部分がドメインになります。契約している通信会社やフリーアドレスの提供会社によって異なっていますよね。

インターネットという町の中に家が沢山あるイメージ

「インターネット上の住所」という言葉をより具体的にすると、インターネットという町に沢山家があるイメージです。

 

同じ町に住んでいても、それぞれの家の場所によって緯度と経度が違います。緯度と経度だけではどこに住んでいるのかわかりにくいので、文字列で住所をあらわしています。

 

インターネットでも同じです。同じインターネットという町に住んでいる場合、家=Webページの場所によってそれぞれ違う緯度と経度=IPアドレスが割り振られます。しかし、IPアドレスではどの住所に住んでいるのかわかりにくいので、目で見てわかりやすくするためにドメインが必要になるということです。

独自ドメインとサブドメインとサブディレクトリのメリットを解説

ドメインを決めるには以下の3つを把握しておく必要があります。

 

  • 独自ドメイン
  • サブドメイン
  • サブディレクトリ

 

ひとつずつ解説します。

自分の作りたいホームページに関係のあるところだけでもチェックしてみてください。

独自ドメイン

独自ドメインとは、自分で取得したドメインのことです。

株式会社ウェブサークルの場合「webcircle.co.jp」が独自ドメインにあたります。

独自ドメインはどんな文字列でも使用できます。

既にあるホームページの独自ドメインと被っていない場合、基本的にはどのような文字列でも指定できます。取得には費用がかかることが多いです。無料のドメインもありますが、法人の場合基本的に費用がかかると認識しておくべきでしょう。

 

「ドメイン 取得」で検索すると、ドメインを取得できるサービスがたくさんありますので、ぜひ調べてみてください。

 

独自ドメインの中でも「co.jp」の部分は決まったものから選ぶ必要があります。詳しくは後述しますので、よければ下まで読んでみてください。

 

独自ドメインのメリット

独自ドメインを取得するメリットは大きくわけて2つあります。

 

  • ずっと同じドメインを使える
  • SEO対策になる

 

それぞれ簡単に解説します。

 

  • ずっと同じドメインを使える

ドメインを借りている場合、基のサービスが終了すると、ドメインを継続して使えなくなります。新たにドメインを借りて設定をし直す必要があります。

 

しかし、独自ドメインを取得していれば、更新することで、ずっと同じドメインを使えます。長期でのホームページ運用を行う場合は独自ドメインを取得する方が便利です。

 

  • SEO対策になる

SEOとは、検索エンジン最適化の略で、サイトを検索結果の上位に表示させるために必須の施策です。

検索エンジンが、サイトの評価を行い、検索結果の上位に表示するかを決めます。

検索エンジンがサイトの評価を行う基準にしているのがドメインです。たとえ、利用しているレンタルサーバーのサービスが終了した場合でも、ドメインが同じなら検索エンジンからの評価は引き継がれます

さらに、URLが変わらないため、以前からブックマークをしてくれているユーザーを取りこぼす心配もありません。

 

基本的に、長期的に運用する予定のホームページであれば、独自ドメインを取得することをおすすめします。

サブドメイン

サブドメインとは、用途に応じて独自ドメインを分割して設定できるドメインです。基本的にどのような文字列でも指定できます。

サブドメインは独自ドメインの前につけて独自ドメインを使い分けできる

同じ独自ドメインの中で、扱う内容を分けたい場合などに設定しておくと便利です。同じドメインの中でも、違うページとしてサービスを複数展開したい場合は、サブドメインを使用しましょう。

 

サブドメインのメリット

サブドメインを取得するメリットは大きくわけて2つあります。

 

  • ドメインを新規取得する手間が省ける
  • 運営元がわかりやすい

それぞれ簡単に解説します。

 

  • ドメインを新規取得する手間が省ける

ドメインを1から取得するには、空いているドメインを探すところから始めることが必要です。ドメインの取得や更新には費用がかかりますし、独自ドメインの文字列を決める手間もかかります。

しかし、サブドメインであれば新たに費用が発生することはありません

サブドメインの文字列を決める必要はありますが、独自ドメインを取得し直すよりは手間が少ないことがメリットです。

 

  • 運営元がわかりやすい

独自ドメインが共通しているサイトは、運営元がわかりやすいことが特徴です。

運営元が有名であればユーザーに「あの運営元のサイトなら信頼できるな」と思ってもらえます。同じ運営元のサービスだと知ってもらうことができる意味でも、運営元がわかりやすいことはサブドメインを取得するメリットです。

サブディレクトリ

サブディレクトリとは、サブドメインの中でさらに細かくページをわけたいときに使用できるディレクトリのことです。

ディレクトリとは、サイトの階層構造という意味です。

例えば、「goods.ponpoko.co.jp」というページがあるとします。その中に商品の種類ごとに「beauty」(化粧品などのグッズ商品)「apparel」(衣類系のグッズ)「accessory」(アクセサリーグッズ)というように細かくわかれているというイメージです。

サブディレクトリのメリット

サブディレクトリを使用するメリットは大きくわけて2つあります。

 

  • 独自ドメインのSEO評価を共有できる
  • 専門性の高いサイトとして評価が上がる

 

ひとつずつ解説します。

 

  • 独自ドメインのSEO評価を共有できる

サブディレクトリを使用する場合、独自ドメインのSEO評価を共有できるため、上位表示されやすくなります。

0から評価を受けるには3ヶ月~1年ほどかかる可能性があります。しかし、サブディレクトリを使用する場合、始めから独自ドメインのSEO評価を受けることができるため、時間をかけずに上位表示される可能性が高くなります。

 

独自ドメインのSEO評価を受け、時間をかけずに上位表示される可能性が高くなることはサブディレクトリを使用するメリットのひとつです。

 

  • 専門性の高いサイトとして評価が上がる

ひとつのドメインの中に、サブディレクトリで複数のページを作成すると、関連性のあるページが独自ドメインの中に増えていくことになります。つまり、関連性のあるページが複数ある、専門性の高いサイトであると評価される可能性が高くなります。

Googleは、E-A-Tを重要視しているため、専門性の高いサイトは高い評価を受けやすい傾向があります。

専門性の高いサイトと評価を受け、上位表示される可能性が上がることは、サブディレクトリを使用するメリットです。

独自ドメインを決めよう

ここからは、実際に独自ドメインを決めてみましょう。

独自ドメインの説明部分で少し触れましたが、独自ドメインは3つにわけることができます。

まず、会社名や商品やサービスに応じて、サードドメイン(3LD)をわかりやすい文字列にしましょう。

 

ここからは、以下の3点について解説します。

 

  • トップレベルドメインの種類
  • セカンドレベルドメインの種類
  • ドメインを決めるときのポイント

 

ひとつずつ解説します。

トップレベルドメインの代表4選

トップレベルドメイン(TLD)とは、URLの末尾にある「jp」や「com」といった1番右の部分のことです。

代表的なトップレベルドメイン4選を紹介します。

 

  • com
  • jp
  • net
  • org

1番おすすめのトップレベルドメインは「com」です。世界中で使われているため、国際的に見てもらえるサイトにできます。「com」が使えなくなることはまずないため、圧倒的に安定しているトップレベルドメインといえます。

 

日本に居住している・会社の住所がある場合は「jp」を使えます。日本人向けのサイトにする場合「jp」を付けることで「日本の企業」だとわかってもらいやすくなるメリットがあります。

 

「net」「org」は、使える場合が限られています。ネットワーク系事業をしている場合や、所属している団体・組織がある場合は使用できます。「com」や「jp」よりは取り合いになることが少ないため、確認してみると良いでしょう。

セカンドレベルドメインの代表5選

セカンドレベルドメイン(2LD)とは、「jp」などのトップレベルドメインの前にある「co」といった部分のことです。

代表的なセカンドレベルドメイン5選を紹介します。

 

  • co
  • ne
  • ad
  • ed
  • go

 

セカンドレベルドメインは基本的に法人や公的機関・団体向けの部分になります。

セカンドレベルドメインの代表5つ。 coとneとadとedとgo。 法人や公的機関・団体しか使えない場合が多いので注意が必要。

自由に選ぶことができますが、一部のセカンドレベルドメインは特定のジャンルの法人や公的機関・団体しか使用できませんので、注意が必要です。

 

企業としてドメインの取得をしたい場合は「co」を選ぶことが一般的です。

どれを選んで良いかわからないときには、とりあえず「co」にしておくと良いでしょう。

ドメインを決める3つのポイント

ドメインを決めるときのポイントを3つ紹介します。

 

  • 使いたいドメインは早く選ぶ
  • わかりやすさが大事:新gTLDを活用する
  • 長期的な運用をしたい:使い続けられるTLDを選ぶ

 

3つのポイントを簡単に解説します。

 

  • 使いたいドメインは早く選ぶ

ドメインの取得は早いもの勝ちです。他の企業や個人に取得されてしまうと、希望するドメインを取得できなくなります。

特に、一般的に知られている言葉や、使われやすい文字列に関しては競争になってしまうので、これだ!と決めたものがある場合は直ぐに取得しましょう。

 

  • わかりやすさが大事:新しいTLDを選ぼう

ドメインを見たユーザーが「どのようなサイトなのか」を直ぐにわかるようにすることを重要視したい場合は、新しいTLDを選びましょう。

新TLDには「blog」や「mobile」など、ひと目でどのようなサイトなのかがわかりやすいものが多くあります

2013年10月以降に追加されたトップレベルドメインも確認できますので、選ぶときの参考にしてください。

 

参照元:New Generic Top-Level Domains

ただし、新たに追加されたトップレベルドメインに関してはいつか使えなくなる可能性もあります

長期的な運用をしたい場合にはおすすめできませんので、注意が必要です。

 

  • 長期的な運用をしたい:使い続けられるTLDを選ぼう

作成する予定のサイトを長期的に運用したい場合は、使い続けられるTLDを選びましょう。

先述したとおり、どのTLDを使えばいいかわからない場合は「com」がおすすめです。

法人の場合は「jp」にしておくと基本的には問題ないでしょう。

 

URLだけで伝えられる情報量は少なくなりますが、サードドメインをわかりやすくすることでカバーできます。できるだけわかりやすいサードドメインを設定しましょう。

まとめ

ドメインについて解説しました。

 

ドメインとは、インターネット上の住所のようなものです。

新規でホームページを作成する場合、独自ドメインの取得がおすすめです。独自ドメインを取得すると、ずっと同じドメインを使えるので、SEO対策にもなります

 

サブドメインやサブディレクトリを使うことで、同じ独自ドメインを活用できることもポイントです。独自ドメインの使い分けをしたいときは、積極的に活用しましょう。

 

独自ドメインは3つにわかれています。

  • 自由に決められるサードレベルドメイン
  • いくつかの種類から選ぶセカンドレベルドメイン(2LD)
  • いくつかの種類から選ぶトップレベルドメイン(TLD)

3つを組み合わせて、独自ドメインを決めましょう。

 

独自ドメインの取得は早いもの勝ちです。他のサイトに取られてしまっては、折角決めた独自ドメインを使えなくなってしまうので、注意してください。

 

できるだけわかりやすい文字列になることを意識して、あなたのホームページの独自ドメインを決めましょう。

             

writer

webcircle

詳細ページへ
page top