定量分析と定性分析の違いとは?それぞれのメリットや活用方法も解説!

更新日:2022.04.14 公開日:2022.01.12

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ビジネスシーンでよくに耳にする「定量分析」「定性分析」
 
みなさんはこの2つの違いを理解できていますでしょうか。
マーケティングを成功させるためには必須の考え方となっていますが、なんとなくしか理解できていないという方も多いと思います。
そこで今回は、定量分析と定性分析の違いに着目しながら、それぞれのメリットやデメリット、活用方法などを解説していこうと思います。

  • 「定量分析と定性分析の違いがよくわからない」
  • 「どのように顧客や市場を分析すればいいのかわからない」
  • 「商品やサービスの改善案が思いつかない」

という方々におすすめの内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

定量分析とは

定量分析とは、数値データをもとに分析・評価する方法です。
 
売上、顧客数、価格、自社サイトへのPV数やセッション数などが数値データに当たります。
このような数値データは、Googleアナリティクスや選択式アンケートなどを用いて取得することができます。

定量分析のメリット

定量分析のメリットは、[/yellowline]事実にもとづく数値を客観的に分析できること[/yellowline]です。
 
客観的な数値には、説得力があります。
また、担当者の間でも認識のズレが生じにくいのも定量分析のメリットです。
例えば「売上が前年度の2倍になった」と聞けば、前年度よりも売上が伸びたと誰もが認識することができます。

定量分析のデメリット

定量分析のデメリットは、正確な分析をするために大量のデータが必要となることです。
 
少ないデータで分析をすると、間違った分析結果になりかねないので、正確性を担保するためにはできるだけ多くの情報が必要になります。
また、数値化できない部分がわからないのも、定量分析のデメリットです。
例えば顧客の意見や心情などは、表面的な数値を見ているだけではわからないことが多いです。

定性分析とは

定性分析とは、質的データをもとに分析・評価する方法です。
 
顧客の意見や心情、リアルなニーズなど、数値化できないものを質的データといいます。
このような質的データは、インタビューや記述式アンケート、口コミ、SNS上での反応などから取得することができます。

定性分析のメリット

定性分析のメリットは、顧客の深い部分を知ることができることです。
 
定量分析ではわからない顧客の心情やニーズを分析することができます。
また、少ないデータで分析できるのも、定性分析のメリットです。
狭いデータを深く分析するのが定性分析なので、定量分析のように多くのデータは必要ありません。

定性分析のデメリット

定性分析のデメリットは、評価があいまいになってしまう恐れがあることです。
 
あらかじめ評価基準を設けておかないと、担当者の間でも認識にズレが生じてしまう可能性があります。
ただしこれは、それだけ多くの改善案が生まれやすいという見方をすることもできます。

定量分析と定性分析の違い

ここまで、数値データをもとに分析・評価するのが定量分析、質的データをもとに分析・評価するのが定性分析であると説明してきました。
両者に優劣はありません。
それぞれがそれぞれのデメリットを補い合う関係にあるため、うまく使い分けることで、商品やサービスの改善に繋げましょう。

定量分析と定性分析の活用方法

それでは、定量分析と定性分析はどのように活用すればいいのでしょうか。
 
新商品を開発する立場にいると仮定して考えてみましょう。
まず定量分析を行うことで、事実に基づく仮説を立てていきます。
 
例えば、「このような商品はニーズがある」「このサービスがあると顧客は喜ぶ」といったことです。
 
事実に基づかない仮説では誰も納得してくれないので、まずは定量分析を行います。
定量分析で仮説を立てたあとは、定性分析をして顧客のリアルなニーズを探りにいきます。
顧客の本音や心情を分析することで、仮説が本当に正しいのかどうかを確かめるのです。
 
これが、マーケティングにおける基本的な分析の流れです。
どちらかだけでは成り立たないので、この流れは押さえておきましょう。

まとめ

定量分析と定性分析について理解できたでしょうか。
この2つは、うまく使い分けることで最大の効果を発揮します。
どちらかだけで効果的なマーケティングは行えないので、どちらもしっかり理解するようにしましょう。

             

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