MUMとは?Googleの新しいアルゴリズムを紹介

更新日:2022.04.14 公開日:2022.01.10

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昨年、Googleは新しいアルゴリズム「MUM」(マム)を発表しました。
とても便利で賢いMUMとはどのようなアルゴリズムなのか、どのように変わるのかなど特徴を解説していきます。 
この機能は複雑な検索でも最適な答えを提供することが可能になります。
MUMの実装によりユーザーにもたらす効果や新機能についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

MUMとは?

MUMは [Multitask] [Unified] [Mode] の略で、Googleにより2021年5月のGoogle I / O 年次開発者会議で初めて発表された最新の検索アルゴリズムです。 
 

MUMは2018年に以前Googleが作った検索アルゴリズムBERT(バート)が基盤とされており、MUMはBERTの1000倍優れているといわれています。 
 
2021年10月のSearch on という会議ではMUMがGoogleレンズと連携するという発表がありました。 

この実装により、画像や写真から最新アルゴリズムで検索できます。複雑な質問にも回答できるという点でアルゴリズムの進化を実感します。 
 
また、MUMは75か国語に対応しているため、検索課題を同時に学習する事が可能になります。 

そのため、複数の呼び名がある言葉でも同じものを指していることが認識されるようになりました。 
 
テスト導入された新型コロナワクチンを例に取るとその凄さが見て取れます。 
 
世界で800種類もの呼び名があり、それぞれの言葉をコロナワクチンと認識できないと正しい情報を伝えることができません。 

しかし、MUMはこの複雑な質問にも適切に回答しています。
 
多言語に対応するMUMなら、その800種類の言葉をコロナワクチンのものと認識することが可能になりました。

MUMの特徴

MUMの簡単な説明は上記で示しましたが具体的にどのような特徴があるのでしょうか。 
 
MUMが実装されれば、「Things to know」という機能で一言では言い表せないような複雑でわかりにくい検索ワードでも、進化した言語処理能力によりユーザーの「何を知りたいのか」について理解することができ、最適な検索結果を表示させることができます。 

 

さらにMUMは「Refine & Broaden this search」という

  • 「どのようにすればそれが可能なのか」
  • 「知っていて損はない情報」

などの追加情報もユーザーのニーズに合わせてMUMが判断し、表示される機能も実装されます。 
 
そのため、ユーザーは調べた内容が検索エンジンから結果を導きにくい内容であっても、複雑な仕組みを利用して、その結果プラスαの必要な情報を得ることが可能になります。
 
そして、先にGoogleレンズと連携した検索が可能になることも示しましたが、これによりさらに便利な検索も実現できます。 
 
目の前の物を撮影し、検索するとその物の名称やその写真に合わせて調べたいことを検索すれば、より詳しい情報を検索することができるのです。 

MUMの最新アルゴリズムによりユーザーが知りたい事柄を確実に解決できるようになります。

MUMの具体例

MUMの特徴を挙げましたが、どのような場面で使われるのでしょうか。

  • 「Things to know」

の機能でいえば検索で
 
「私はこれからもっと高画質なゲームがしたい。だからゲーミング㍶とPS5 買うならどっちがいい」

というワードをそのまま検索するとします。 
 
現在使われている検索サイトだと到底適切な検索結果は出ないと思われますが、MUMの導入により、まず「ゲーミング㍶とPS5を比較したい」というのをMUMのアルゴリズムは理解します。 
複雑な検索結果から何が調べたいのかを厳選し、「ゲーミング㍶とPS5どちらがいいのか」適切な検索結果を表してくれます。 
 
MUMの最新アルゴリズムによる検索結果から飛躍し「Refine&Broaden this search」により「ゲーミング㍶の周辺機器、ゲーム別によるおすすめ㍶、PS5で売れているゲーム」と追加で知ってて便利な情報を検索してくれます。 
 
ユーザーはアルゴリズムが理解しにくい上記の検索の仕方で、ただどっちがいいかだけではなく、㍶を選んだ場合にどの㍶を買うか、PS5を選んだ場合。 このご時世品薄で問題になっているため、抽選情報や、発表されている入荷予定日なども同時に知ることができます。 

 

実際この最新アルゴリズムはコロナ関係の検索でその能力が実証されました。コロナウイルスの正確な情報や公式の情報を表示させ、そこからワクチン接種状況へと検索の幅が広がっていきました。

 

そしてGoogleレンズとの連携では「動かなくなったゲーミング㍶」をGoogleレンズで撮影し、テキストで「これの直し方」と検索します。 するとまずアルゴリズムは写真がデスクトップ㍶と理解し、最終的には直し方の動画(投稿されている場合)や、修理を受け付けているサイトを表示してくれます。 ゲーミング㍶は費用もかかる割に不良が多いため、正しく修理を依頼する必要があるので、MUMは大活躍してくれると思います。

まとめ

新しいアルゴリズムであるMUMは人々の生活をより豊かにすることと思います。 
 
画像で検索できる今、さらに検索の需要は広まり、あらゆる場所で活躍してくれることでしょう。 
今後ますます便利になるためアルゴリズムにも目が離せません。

 

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